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人工股関節置換術 (THA: Total Hip Arthroplasty)

変形性股関節症は、股関節の軟骨や骨が、すり減り変形して起こる病態で、股関節の痛みや動きの制限、跛行(はこう)を伴います。発症すると加齢とともに次第に悪化し、進行すると元の状態に戻すことはできません。関節リウマチ、大腿骨頭壊死症、大腿骨近位部骨折に続発する変形性股関節症もあります。いずれも歩行障害が著しい場合には人工股関節置換術により治療を行います。

大腿骨頭壊死症は、大腿骨頭への血流が妨げられて起こる病気で、30~60歳の働き盛りの時期に発症し、国の難病指定になっています。股関節の骨折や脱臼など外傷をはじめ、様々な原因により起こりますが、ステロイド剤の大量服用やアルコールの摂りすぎも原因といわれています。歩行時や階段の上り下りの際に股関節に痛みを感じる程度で始まり、進行すると痛みが持続、筋肉が萎縮し、股関節の動きが悪化し、正常に歩けなくなります。壊死範囲が広い場合、骨切り術や、人工股関節置換術によって治療を行います。

人工股関節置換術は、股関節の臼蓋(きゅうがい:こつばん側の関節面)と大腿骨(だいたいこつ:ふともものほね)を正確に骨切りし、正確な場所(位置と角度)に人工関節部品を設置することが重要です。

 

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