フレイルとは?
フレイルとは
フレイルとは年とともに体力・気力が低下し、心身の活力が低下した状態です。
しかし、フレイルのうちはあなた次第で改善できます。
軽微な感染症や事故、手術侵襲などにより、容易に要介護状態に陥り、死亡リスクも高くなる高齢者を指しますが、健常と要介護の中間的な状態で、適切なケアにより健常に戻ることが可能な状態でもあります。
フレイルは身体的な要素だけでなく、もの忘れ、軽度認知機能障害や抑うつによる精神・心理・認知的要素、独居や外出減少、閉じこもり、孤立などの社会的要素も含む概念です。
(2014年日本老年医学会が虚弱、老衰と表現されてきたfrailtyをフレイルと名称変更することを提案。)
フレイルの診断
日本版CHS基準
- 体重減少:6 カ月で,2 ~ 3 kg 以上の体重減少
- 易疲労感:ここ 2 週間で、わけもなく疲れたような感じがする
- 筋力(握力)低下:男性<26 kg,女性<18 kg
- 歩行速度低下:歩行速度<0.8 m/秒
- 身体活動性低下:①軽い運動・体操をしていますか?②定期的な運動・スポーツをしていますか?上記の 2 つのいずれにも「1 週間に 1 度もしていない」と回答
以上のうち、0 項目該当:健常、1 ~ 2 項目該当:プレフレイル、3 項目以上該当:フレイル、と診断します。
8 項目以上該当:フレイル
(基本チェックリスト結果をご持参いただきますと問診させていただく際もスムーズです)
フレイルの予防・改善は?
うごく(身体活動)、食べる(栄養・口腔ケア)、つながる(社会参加)
当クリニックではフレイルのかたが健常に戻れるようなお手伝いをさせていただきます。