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骨粗鬆症・骨折予防治療

骨粗鬆症の治療

骨粗鬆症は、主に加齢、閉経などの影響で骨が減少し骨に小さな穴が多発する病態です。初期はなかなか症状が現れにくく、進行すると背骨が曲がって痛んだり、手足の骨が簡単に折れやすくなります。高齢者ではこれによって、寝たきりになってしまうことがしばしばあります。

診断は、DXA(X線骨密度測定装置) を用いて、若年成人(20~44歳)の骨量の平均値(YAM値)との比較により行います。骨量がYAM値の70%未満であれば骨粗鬆症、70~80%であれば骨量減少と判断されます。骨量がYAM値の80%未満の人は注意が必要です。その他、血液・尿検査で骨代謝マーカーなど骨質の評価を行います。

治療は薬物療法で内服、注射・点滴など、多くの選択肢があります。ビスホスホネート製剤をはじめ、テリパラチド、アバロパラチドなどの骨形成促進剤や、強力な骨吸収抑制作用をもつデノスマブ、骨形成促進と骨吸収抑制の効果を併せ持つロモゾズマブが使用可能となり、骨密度上昇、骨折予防に対し著しい効果を上げています。

超高齢化社会を背景に、骨折の防止、健康寿命の延長という目標を達成するため、特に女性では閉経後、より早期での骨粗鬆症の診断と治療が望まれます。40歳以上になったら症状が無くても、定期的な骨密度測定をお勧めしています。成長期から骨量を最大限まで増やしておくことが大切なのはいうまでもありませんが、年を取ってからの食事、適度な運動、日光浴など、日々の基礎療法が大変重要です。

当クリニックでは高齢者の骨粗鬆症の診断・治療だけでなく、若年者の骨量増加についての評価・指導もさせていただきますので、骨粗鬆症・骨量について気になりましたら、いつでもお気軽にご相談ください。

 

骨密度測定装置について

FRAXについて

骨粗鬆症パンフレット

骨粗鬆症性骨折:脊椎椎体骨折大腿骨近位部骨折上腕骨近位部骨折橈骨遠位端骨折

骨折のドミノ現象

 

 

 

 

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